ごあいさつ
Company
白鷺電気工業は、1947年の創業以来、熊本を拠点に「くらしと産業の礎を拓く」という使命を担い続けてまいりました。電気工事会社として、この街の「ライフラインを守り、築く。」ことこそが、変わることのない私たちの誇りであり、これが私たちの「SHIRASAGI PRIDE」です。
2016年の熊本地震では、私たちの使命の重さを改めて感じるとともに、未来への備えの大切さを痛感しました。この経験を教訓に、災害に強く、省エネで、誰もが働きやすい企業づくりを掲げ、本社の再建や創業75周年時に八代社員寮を完成させるなど、持続可能な環境整備を進めています。
また、社有車の「電動化」、しらさぎエナジーによる「EVバスの実証運行」、熊本市との「カーボンニュートラル・レジリエンス協定」締結など、脱炭素社会の実現にも挑戦しています。さらに、しらさぎファームでは「くまもとeco牛ふん堆肥」を活用し、地産地消と地下水保全に貢献しています。
こうした挑戦の原動力は、言うまでもなく「人」です。私たちは「人的資本経営」と「DX」を経営の両輪と位置付け、次世代への技術・知見の継承や、社員一人ひとりの成長と多様な働き方の実現に向けた取り組みを進めています。リスキリングや業務改革を通じて、新たな価値を創造し、持続的な収益向上と誰もが活躍できる環境づくりを目指しています。
2027年に創業80周年を迎えるにあたり策定した「白鷺電気工業 Vision80」では、「①本業を深め、広げる」「②社内起業を促進する」「③働き方改革を実現する」「④さらに地域とともに歩む」という4つの柱を掲げ、両利きの経営とSDGs経営を実践してまいりました。
そして今、私たちはその先の未来を見据え、「2050年の子どもたちのために、熊本から未来を変える。」を合言葉に、次なる一歩を踏み出しています。まもなく迎える90周年、そして100周年に向けて、「創業100周年のしらさぎの姿」として、「①日本中の誰もが知っている会社」「②グループ売上高100億円」という2つの目標を掲げて取り組んでいます。
地域に育てていただいた企業として、熊本から日本を代表する企業へと成長し、強固な経営基盤を築くこと。これこそが、当社が持続可能であり続け、次の世代に光を照らし、この地域社会をより豊かにしていくための最大の貢献になると信じております。社員一丸となって、「成り行きの未来」ではなく「意思のある未来」を切り拓いてまいります。
代表取締役社長 沼田 幸広